エステサロンを開業するならインテリアのデザインはとても重要です

エステサロンを開業するなら、サロンのコンセプトを顧客に伝えるためのインテリアデザインがとても重要です。エステサロンのインテリアを、顧客のニーズも意識してデザインする方法をご紹介します。

美しくなりたい、癒やされたい女性が通う場所。それがエステサロンです。エステサロンにはたくさんの重要な要素があります。エステティシャンの腕はもちろんのことですが、顧客の女性のニーズを満たすための雰囲気作りもとても重要です

サロンのコンセプトは、この雰囲気を決めるといってもいいほど重要なので、まず、エステサロンを開業する前に、このコンセプトをはっきりさせておかなければなりません。

エステサロンのコンセプトは企業理念とセットで考える

顧客に愛されるエステサロンは、例外なくはっきりとしたコンセプトと企業理念を持っています。コンセプトと企業理念がはっきりしない、定まっていないサロンでは、開店しても多くの顧客に訪れてもらえません。

企業理念は通常、ミッション、バリュー、ビジョンという要素で構成されています。

ミッションは、その企業が社会に存在している意味、役どころについての宣言です。世の中にはライバルとなるエステサロンがたくさんありますが、その中で違いを際立たせることが、このミッションの肝となる部分です

バリューは、エステサロンのスタッフを含め、企業内で共有されるべきプランや価値観のことを指します。

ビジョンは、会社が今後目指すべき形やその先のさらに大きな夢を表すものです。

これらがすべてまとめられたものが企業理念となるわけですが、企業の一部として、エステサロンはこの企業理念に基づき、コンセプトを設定することがとても重要です。企業理念を基に、顧客に提供するサービスやサロンのインテリアなど、すべてのサロンの要素は決まると考えましょう。このように企業理念に基づいてコンセプトを作ることで、顧客にとって魅力的なエステサロンを作っていくのです。

もちろん、「うちは小さなサロンなので親会社なんてない。個人事業だし!」という方もいらっしゃるでしょう。その場合、企業理念はなくても、「なぜエステサロンをやらなければならないのか?」ということを考えれば、サロンの理念は自ずと定まってきます。存在する意義のないビジネスは淘汰されていくので、理念がないということは、厳しいことをいえばビジネスをする意味がないということになってしまいます。そうならないためにも、まずはビジネスの理念を考え、そしてサロンのコンセプトを定めていきましょう。

エステサロンのインテリアで重要なこと

女性がきれいになるために訪れるエステサロンでは、インテリアはとても大きな役割を持ちます。はっきり言ってしまえば、インテリアがコンセプトにマッチしたものであれば、そのエステサロンは高い確率で多くの顧客に支持されるでしょう。ここからは、エステサロンのインテリアで重要なことをご紹介します。

コンセプトを落とし込んだまとまったインテリアを意識

エステサロンを始める前にまとめた企業理念に基づくサロンのコンセプト。このコンセプトは、サロンのインテリアとして表現されるべきものです。

エステサロンのインテリアは、雑貨やファニチャー、音楽などの要素がすべてまとまって表現されるべきものです。これらのどれかがミスマッチを起こしてしまうと、顧客は「なんか違うな」と感じてしまいます。これでは顧客が心地よい空間を作っているとはいえません。

顧客がおしゃれだと感じるインテリア

「おしゃれ」というだけではちょっと抽象的かもしれません。しかし、インテリアがおしゃれであることは、とても重要なことです。女性が「きれいになりたい」「癒やされたい」と思って訪れる場所がエステサロンなので、女性がおしゃれに感じられないインテリアのサロンが、正しいサロンの姿だとは到底言えません。もちろん、顧客がサロンを訪れる理由の中には、彼らが考える理想のサロンのイメージがあることは間違いありません。

すべてのターゲットにアピールできるインテリアなどありません。しかし、サロンのコンセプトに合わせてしっかりとインテリアをデザインすれば、ターゲットが求めるインテリアから外れることはありません。少しでも外れてしまうと、顧客は敏感にそのズレというか違和感を覚えてしまうのです。顧客がおしゃれだと感じるインテリアは、実は先に説明した「コンセプトを落とし込んだまとまったインテリア」と同じと考えて差し支えありません。

顧客に好印象を与えるカラーリングが重要

人はカラーによって気分が変わります。カラーは、人の気持ちに大きく影響するため、このカラーリングをインテリアにうまく使うことで、顧客に良い印象を与えることができるのです。もちろん、すでにご紹介した要素を踏まえてカラーリングを選びます。

エステサロンのインテリアにおいて重要なのは、「清潔」「癒やし」「幸福」「落ち着き」などですから、このような気持ちにさせるような配色にするといいというわけです。

まず、顧客に「清潔」を感じさせるカラーですが、ホワイトやブラックがこれに当たります。ブラックとホワイトは定番の組み合わせともいうべきものです。フロアがブラック、壁がホワイトというショップはよく見かけます。この組み合わせだと汚れが目立ちにくいという利点もあります。フロアのカラーとしては、ダークブラウンやグレーなどもおすすめです。

続いては「癒やし」を感じさせるカラーです。「ホワイト」や「グレー」「グリーン」「ブルー」「ブラウン」などが癒やしを感じさせる代表的なカラーです。植物や土を見ると人間は癒やしを感じますよね。

「幸福」を感じさせるカラーは、明るさと同時にやわらかさがあるカラーです。「ピンク」はその代表格。「イエロー」や「オレンジ」なども幸福を感じさせるカラーですが、はっきりしたものよりも、少しパステルがかったイエローやオレンジのほうが、幸福感を感じさせやすいようです。

最後に「落ち着き」をもたらしやすいカラーです。「ブルー」や「グレー」「ブラウン」などが、この代表格です。こちらも「幸福」と同様、あまりはっきりしたカラーではなく、少し淡めのカラーがいいようです。

このほかにも、たとえば高級感を感じさせるカラー(ブラックなど)、上品さを感じさせるカラー(パープルなど)など、カラーはさまざまな印象を人に与えるので、コンセプトに合ったカラーリングについて、リサーチしてみるといいでしょう。

エステサロンのNG

コンセプトに基づいた、おしゃれで清潔なエステサロンなら、ほかにももちろん重要な要素はあるものの、顧客を引きつけられるはずです。しかし、「おしゃれ」は一歩外れると、時として「時代遅れ」「きたない」などと言われることもあるので注意しなければなりません。

たとえば、アンティークファニチャーをインテリアとして取り入れても、周囲とあまりなじまないと、ただ古くさく見えるだけに終わってしまうこともあります。これはNGです
さらに、清潔な状態がキープされていないエステサロンもNGです。小規模サロンの場合は、掃除まで手が回らないことも出てきてしまうかもしれませんが、顧客が美しさを求めて訪れる場所が掃除されていないのでは笑えません。顧客に最高の体験をしてもらえるよう、エステサロンのインテリアの役割はとても大きいのです。